2011年04月17日

なにが想定外だ!?

たった一人の科学者が警鐘を鳴らしていた。それは14年前、岩波書店の雑誌「科学」に載った論文「原発震災〜破滅を避けるために」、筆者は地震学権威で神戸大の石橋克彦教授。東電&政府やメディアが安易に使う「想定外」はウソだったのだ。

著書には次のように明記されている。1605年東海・南海巨大津波地震のような断層運動が併発すれば大津波はありうる。外部電源が止まり、ディーゼル発電機が動かず、バッテリーも機能しないという事態が起こりかねない。

まだある。炉心溶融が生ずる恐れが強い。そうなると、さらに水蒸気爆発や水素爆発が起こって格納容器や原子炉建屋が破壊される。4基すべてが同時に事故を起こすこともありうる。

そして、爆発事故が使用済み燃料貯蔵プールに波及すれば、ジルコニウム火災などで放出放射能がいっそう莫大になる。この論文発表後に、石橋教授は衆院公聴会でも同様の警告を発していたが、「ありえない」のひと言で済まされたそうだ。つまり、すべて想定されていたのである。

こんな毎日新聞の切抜きを見せてくれたともちゃんは、いつもラジオにリクエストをくれる。原発事故をただちに収束させ廃炉に!これがボクらの主張である。故忌野清志郎さん、浜田省吾さん、斉藤和義さんらが歌った反原発のメッセージをもう一度受け止めて今夜も歌おう!


Posted by フォーク酒場6575 at 02:35│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。