2011年03月24日

ふくしまブランド

福島県ではたいへんいい米、いい果物、いい野菜などが収穫されます。ただしこの県民は奥ゆかしいからなのか!?それらのおいしい食品を全国に売るための宣伝がいまいちヘタなのです。

いまその福島ブランドが揺らぎかけています。原子力発電所の事故で放射能が飛散していて、関係者のみなさんの懸命な努力にもかかわらず一向にその収束時期がわからないからです。そしてこのニュースは世界中に発信され続けています。

放射能は東京へも飛散していて飲料水に影響を与えていると聞きました。人口の多い首都での放射能の影響がとても心配です。東京電力は首都圏に電気を供給していますが、実は福島県には1ワットたりとも供給されていません。ここ福島県は東北電力から電気を供給されている地域だからです。この事実をわかっておいてください。

政府主導で推進派が原発を建設し、反対派が危惧していた事故が起こり、40年間の安全神話が崩れました。そしていま周辺住民はいのちの危険に晒されています。万が一メルトダウンでも起きればチェルノブイリのように広範囲に放射能が拡散することでしょう。

郡山市長は廃炉を提案したアメリカの要請を断った政府や東京電力に、福島県知事は謝罪をしたいという東京電力社長に怒りを込めながら記者会見し、原発事故現場の最前線で災害対策の陣頭指揮をとっておられます。

私たち福島県民はスリーマイルやチェルノブイリに並ぶ危険な代名詞なんかいりません。どうかあの宣伝ベタで真面目な生産者としての福島県の信用を返してください。どうか、ふくしまブランドを地に落とすような風評だけは立てないでください。

風評被害こそが一番恐ろしいことなのです。


Posted by フォーク酒場6575 at 03:56│Comments(0)
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